明和電機デビュー30周年記念マークのキャラクター「マサオ」の立体フィギュア。
「長い腕をぐるぐる回しながら明和電機の製品をばったばったとなぎ倒していく」というキャラ設定をもとに、ゼンマイ動力で歩きながら腕を振り回すフィギュアを製作しました。
大きさはオタマトーンメロディと同じくらい
ゼンマイで動く様子。腕を回して明和電機製品(の公式アクスタ)をなぎ倒す様子を再現しました。
【製作過程】
CADでモデリング。
資料はチケットに描かれたイラスト1枚だけなので、奥行きのデザインは想像です。手足は動かしやすい形に少し改変しました。
ゼンマイで腕が回るように+足がクランクで動くように歯車で連結しています。
一次試作。FDMの3Dプリンタで粗めに出力して、バランスとゼンマイの動きを確認。
腕の回転はOK。
このまま歩かせると安定せず転んでしまったので、足におもりを乗せて重心調整。
さらに安定させるために、足の面積を大きく拡大。足裏におもりも埋め込み、安定して歩くようになりました。
動作が確認できて部品の設計が決まったので、本製作へ。
光造形の3Dプリンタで部品を出力し、サポート材を除去して表面仕上げ。出力設定や二次硬化の影響で形が若干歪んでしまったので、レジンを盛ったり削ったりとひたすら調整しました。
仕上げが終わったら塗装。
イラストと見比べながら青色とオレンジ色の塗料を調色して、エアブラシで塗っていきます。目の部分はマスキングして白地を残し、乾燥後に微修正。
頭についているパチモクのマレットは、短く切ったピアノ線と丸ビーズを接着して作りました。
乾燥したパーツを組み立て。
ここでもゼンマイの動きを見ながら、少し部品を削って動きやすいように調整。
完成!
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